ヴァレンティーナ・ピアチェンツァ
1977年6月9日、トリノ郊外のチリエ(Cirie’)に生まれる。その後、ビエッラ市郊外あるポッローネ(Pollone)に移り小学校、中学そしてジュゼッペ・エ・クウィンティーノ・セッラ文化高等学校に通い、現在もここに暮らす。 1996年、ヴェネチア美術アカデミー、装飾コースに入学、ヴェネチアのジュデッカ島に移り住む。 1999年、ソクラテス・エラスムス奨学金を得てフィンランドのラーティ応用科学大学に6ヶ月間留学。さらに8月から12月までボストン・ミュー ジアム・スクールに留学、紙による造形コースを終了した後、ハンドメイドの紙制作を開始。同時に様々な種類の紙の収集を始める。 大学生活最後の年には、トリエステにあるブルロ・ガロフォロ小児病院の改装支援プロジェクトに参加し病院でリハビリ中の子供に演劇と絵を描くことを 組み合わせたワークショップを企画。またヴェネツィアのルドテカ(子供のための遊びの施設)の一つ「ラ・ルナ・デル・ポッツォ」でも同活動を行った。 幼い頃から動物を描くことに情熱を示し、ボストンから帰国と同時に再生と生物の変態のスピリットガイド・シンボルであるカエルの研究を開始。それ は彼女の修士論文のテーマ「カエルとヒキガエルのイコノグラフィー」として実を結び、2001年2月ヴェネツィア美術アカデミーを110点中108点とい う高成績で卒業。 カエルは、二つの童話のための水彩画とイラストによるシリーズ作品「 The toad and the moon(ヒキガエルとお月さま)」と「Gedeone wakes up (ジェデオンが目覚める)」の主題となった。 アカデミー卒業後、バルセロナのESADEビジネススクール内の大学施設で2ヶ月間のスペイン語を習得した後、ビエッラ・テリトリー博物館で開催 された美術展「 The secret of a collector: the wonderful collections of Cassiano dal Pozzo(コレクターの秘密:カッシアーノ・ダル・ポッツォの驚愕のコレクション)」のための壁装飾を担当。その後もガイド及び児童対象のワークショッ プ企画の担当として同博物館に勤務。 ビエッラ市内のスキアッパレッリ中学の講師も勤めた後2003年2月にはオーストラリアのパースに移り、エディス・コーワン大学でアートセラピーを学び、翌年、同大学院過程終了。 イタリアに帰国後、ビエッラ市内のギャラリー「Il ビエッラでの個展(La Stampa紙の記事)(イル・ジェルソ・メルリーノ)」で自己の内面を追及した過去1年間の活動のコンペディウムとして「 現実世界と空想世界 (現実世界と空想世界)」と題した個展を開き、手作り紙を用いた絵本やワニ、ボアブ・ツリーなどのグアッシュ画やモノタイプを披露した。 フィンランド、アメリカ、オーストラリア、スリランカそしてインドを訪ねた旅行記でカタニア(シチリア州)の「 Salone del libro di viaggio(紀行本のためのサロン)」、アローナ(ピエモンテ州)のビエンナーレ「 Biennale del libro di viaggio(紀行本のためのビエンナーレ)」やフランス、クレモンフェランでのビエンナーレ「 Biennale del libro di viaggio(紀行本のためのビエンナーレ)」に参加。 第6回チャットウィン賞に際し、オーストラリアの旅行記の作品40点を展示した個展「The Outback Colors(ザ・アウトバック・カラー)」をジェノヴァのドゥカーレ宮で開催 最近の過去4年間は一家が経営する企業F.lli Piacenza社において紳士、婦人ニットウェアー及びアクセサリーコレクションのデザイナーチームのコーディネートを担当。 展覧会とその内容
|